コンサルタントの効果的な顧客獲得策として、ある特定のテーマに基づくセミナー開催により、そのセミナーに参加したお客さんをコンサルタントに対する見込み客にすることが、集客策として有効な手段です。
この方法について、今どのような状況で、今後どのような方向に進めるのかを述べたいと思います。
作業内容と流れ
自分は中小企業診断士でもあり、マーケティングに関する知識は一通りあるつもりですが、いざ自分がセミナーを行うとなると、その効果を客観的に推し量れません。
しかも、このようなセミナーの開催は初めてのことであるから、始めから独断で行うには相当のリスクを伴うため、そこは集客に関するコンサルタントを別途立てて、二人三脚で行うことにしました。
コンサルタントは私が異業種交流会で出会った、この道10年以上実績のあるK氏です。
そのK氏のもとに、まずセミナータイトルとサブタイトル、そして補足情報として「○○の△△」というような表現で考案することになりました。
その後、セミナーの概要、セミナーに呼び寄せるための無料のプレゼント、セミナー告知、セミナー日時と場所の選定、セミナーの実施へと続きます。
現在の作業の過程
顧客獲得するためのセミナーなので、まずどのようなセミナーをするのか、自分の顧客が今求めている、知りたいと思う内容を考案しなければなりません。
そのため、自分の顧客像を明らかにすることが必要であり、いわゆるペルソナとして細かく設定する作業を行いました。
K氏が用意した「ペルソナシート」にA4用紙2枚にわたって記入しましたが、以前、中小企業診断士の登録養成課程で行った現場実習が、そのペルソナを設定するうえで大きなヒントになったことから、このような経験は貴重であったと改めて思いました。
そして、そのペルソナが知りたい内容と、自分がこれからコンサルタントとして進めていく支援内容から、「中小企業の赤字体質を黒字に変えるためのノウハウ」をテーマにすることにしました。
このコロナ禍で相当数の中小企業が赤字経営を強いられていることは、容易に想像できることでしょう。
そのような赤字企業を少しでも減らせるような支援を行うことは、まさにこれからのコンサル需要にマッチしていると考えられます。
一方で、外部からの資金調達をしていく方法もありますが、他人資本に依存するのではなく、あくまで自助努力により黒字化することは多くの経営者の願いに違いないものと考えられますので、十分その期待に応えることができるものと思います。
今後の計画
このように、まずは入り口として、セミナーで扱うテーマについて検討してきました。
このあと、記載しましたセミナーの概要の考案、セミナーに呼び寄せるための無料のプレゼントの作成、セミナーの告知、セミナー日時と場所の選定、セミナーの実施と進めていきます。
セミナー概要は大方考案しており、近々K氏と協議します。
その概要をもとに無料プレゼントとして、セミナーに誘導するためのノウハウ本を作成します。
ノウハウ本と言っても十数ページの小冊子を考えていますが、顧客が飛びつくような内容のものを書く必要があることから、一工夫、二工夫していくことになるでしょう。
そして、その無料プレゼントの完成時期は今月末までとしております。
その後、来月に顧客としての経営者が集まる会合などに出席して名刺交換がてら、その無料プレゼントを配布してセミナー参加への勧誘を行います。
そのセミナーですが、来年1月中の実施を目途に進めていきます。
こう書いていくと簡単なようですが、実際は結構タイトで、スムーズにセミナーを進めるためにはそれなりの練習が必要となることから、それに向けて進めていかなければなりません。
また、2月になると確定申告が始まり、税理士としての無料相談対応が今のところのメインとしてスケジューリングしているため、このセミナーは、いったんは来年1月までとしております。
本格的な集客活動が始まったわけですが、成果を上げるべくコツコツと数々のタスクをこなしていきたいと思います。